2008年11月17日月曜日

ジャーマンデーとドイツ大使館でのレセプションパーティ

  東京ビッグサイトで開催された第30回ジャパンホーム&ビルディングショーで、ジャーマンデー(http://www.jma.or.jp/JHBS/raijo/04.html#german)の催しが11月13日(木)にあり、森教授が「未来世代の街づくり:ケミレスタウンプロジェクト」というタイトルで基調講演をおこないました。 この講演会は日独の同時通訳がはいり、日本、ドイツの方がたくさん講演を聴きに来てくださいました。 特に環境改善型予防医学を軸としたケミレスタウンの街づくりには多くの関心が寄せられ、講演後も森教授はドイツ人の住宅関係、コンサルタント、新聞記者たちに取り囲まれ質問攻めにあっていました。 また、森先生の曾祖父、森鴎外はドイツに医学の勉強のために留学していたこと、ベルリンには鴎外の記念館があること、鴎外の子供、孫はドイツ人の名前がつけられていることなど、大変ドイツと縁が深いといったお話にも皆さん大変興味を持たれたようでした。 

  ケミレスタウンプロジェクトでも 8月にドイツ・フライブルクを訪問し情報交換会を持ったところ、室内環境と健康に関して全く別々にでしたが、同時期に同じ方向を向いて進んでいることを知りとても驚きました。ドイツの方たちとは、これからもお互いに情報交換や交流を通して、未来世代の健康や安全な環境を考えた街づくりに取り組んでいきたいと思います。 
  
  この日の夕方は、森教授、戸高助教、中岡は広尾にあるドイツ大使館のレセプションパーティに出席しました。広尾というところは、大使館などが多くあり、日本にいながら外国にいるような雰囲気が漂っています。行き交う人の話す言葉は、日本語でないことのほうが多く、すっかりお上りさん状態の私たち(というか私だけ?)は、おしゃれなお店やスーパーマーケットをきょろきょろと見回し、歓声をあげてしまいました。

  大使館はさすがにセキュリティが厳しく、私たちはひとりひとりチェックをされたあと、二重の鉄の扉(!)を通り抜けて到着したのは、高い吹き抜けの明るいホールでした。吹き抜けの部分にはロープが何重かに張り巡らされ靴が何十足かぶらさがっていましたが、これを見たときの私たちの顔には「???」が浮かんでいたことと思います。(あとでこれはモダンアートの展示だということがわかりました。)レセプションパーティは和やかで、ドイツの方のあたたかなおもてなしでとても気持ちよく過ごすことができました。食事や飲み物、会話などすみずみまで気が配られており、今まで、ドイツの人に対しての、「堅い、まじめ」というイメージに明るくてユーモアがあり、親切というイメージが加わりました。

  ケミレスタウンプロジェクトとドイツのつながりはどんどん深くなっているような気がします。さらなる日独交流を通して、サステイナブルな社会と地球の未来をともに考え、行動していくことができたらと願っています。

中岡(サステイナビリティ学アソシエーション研究員)