プレハブ実験棟の空気測定の結果から、実験棟内部から揮発している化学物質の特定はできましたが、施工した壁紙やビニールシートではカバーできないことがわかりました。そこで、プロジェクトではべークアウトという方法でこれらの化学物質を揮発させてしまう実験をしてみることにしました。べークアウトとは一定の時間、室内を高温にして化学物質を揮発させ、その後換気をするという方法で、今回は一日に3回揮発、換気をし6日間続ける予定です。
一年で一番寒い時期なので、室内を高温にし、建物の躯体まで熱くするのは難しいのですが、ホットドライヤーを発電機とともに借りて試してみました。その結果、狭い室内のせいか45度くらいまで暖めることができました。ベイクアウト後、もう一度測定をし、効果を確かめます。