2012年4月1日日曜日

ケミレスタウンに春がきました

この時期になると毎年同じタイトルでブログを書いているような気がします。今年は春が遅かったですね。その分、まとめてどっと春の花が咲き始めました。梅と桜が同時に咲いているなんて不思議な光景ですね(画像1,2)。
 
梅の中に、とても変わった品種を見つけました。一本の梅の木ですが、ほとんどが白い花なのですが、一部ピンクです。しかも、一部の花びらは半分白、半分ピンクです(画像3)。

これがなんともきれいなんです。
それから、去年秋の大きな台風で根っこから倒れそうになった梅も、ちゃんと花咲いています(画像4)。

ど根性!私たちも見習わないといけませんね。

ところで、ケミレスタウンの中にこぶしの木があり、ちらほらと花が咲いています。先日実家に帰った際、父がこぶしとハクモクレンの違いについて調べていたのです。その際、こぶしを「辛夷」と漢字で書く理由が植物図鑑に載っていました。「辛夷」の「辛」の字は辛い、という意味ですよね。辛夷のつぼみは「辛い」のだそうです。そして、つぼみは薬用に使われるとのこと。なんと、「辛」という字が使われるにはちゃんと理由があったのです。

しかし、辛い、といってもいろんな辛さがあると思います。わさびみたいな辛さか、辛子みたいな辛さか…これは試してみなければ、と思ったので、さきほど、つぼみを一つもいできました(画像5)。

長さが3センチほどです。外から香りをかぐとさわやかないい臭いがしました。これを輪切りにしてみると、あれよあれよと言う間に黄色く変色していきました(画像6)。

そしてそっとかじってみると…いやあ、これは試してみないとわかりませんね。辛い、というか、ミントのようなミントではないような、さわやかな辛みと言いますか、とにかく試してみてください。念のため、薬用にもなるくらいですから、飲み込んだりしないで、味わって捨ててくださいね。私も飲み込みませんでした。いやあ、不思議な香りと味でした。嫌な味ではないです。「これは薬になるだろう」という味です。今日は一大発見をした記念すべき日でした。春はいろいろな楽しみがあっていいですね。皆さんも身近な春を発見して楽しんでくださいね。(戸高)