よく見ると、身体の小さな白鷺が多く、2羽が大人のようで、どうやら家族のようでした。近くには鴨の親子もいましたので、ヒナがかえって親と一緒に空を飛ぶ時期になったのですね。白鷺たちは時々家族一緒に舞い上がり、ケミレスタウンの実験施設の上を旋回していました。親鳥でしょうか、時々「カカカカ」というような板を打ち合わせる音のような鳴き声を出しながらぐるぐると回りながら飛び、やがて調整池に急降下するような形で降りていきました。
白い鳥は得ですね。白い鳥が頭上をくるくると回っていると、とてもきれいで優雅に見え、なにやら吉兆のようにも見えます。割と低く飛ぶので、長い両足をきちんとそろえているのがはっきりと見えるのも好ましい感じです。
一方、カラスの群れが頭上を回っていたらどうでしょう。「動物の死体でもあるのか?」と身構えてしまいます。以前、ある駐車場で、カラスの群れが子猫を取り囲み、ガアガアと鳴き交わしながら徐々に輪を縮め、子猫が立ちすくんでしまっているのを見たことがあります。賢いのでしょうが、恐ろしや、という感じがしてしまいました。あ、そのときの子猫は、隙を見てだーっと走り、カラスの囲いを抜けて逃げていきました。やれやれ。