2009年6月12日金曜日

WHO国際会議に出席しました

 森教授をはじめケミレススタッフは6月5日から10日まで韓国・釜山を訪問してきました。今回の訪問は仁済大学(Inje University)医学部においてのセミナー開催と第3回WHO子供の健康と環境に関する国際会議 (The 3rd WHO International Conference on Children's Health and the Environment) で発表のためです。




 連日、盛りだくさんのスケジュールでしたが、世界中から多くの人が集まって、次世代の健康と環境を守るために今なにをしなければならないか話し合う場に参加できたことは、我々ケミレスタウンプロジェクトスタッフにとってとてもすばらしい経験で大変実りあるものでした。WHOの会議では、イトーキの加藤氏や留学生のTessaさんとも合流し、いくつかのセッションに参加しました。これらの発表や討論を通して、資金の問題、開発途上国の事情など困難なことは山積みだけれども、それでも私たちの子供の「健康と環境」を守ることはなににおいても優先しなければならないことだということがよくわかりました。また、ケミレスタウンプロジェクトが、「未来世代がよりよい環境で、健康で快適な生活を享受できること」を目指し、「未来世代のための街づくり」のために活動することは重要なことであり、必要なことだということをあらためて認識しました。




  WHO国際会議では森教授は招待をされており「5Persistent Organinc and other pollutants: assessing and preventing exposure」において「Application of health examination system of total PCBs to prevent prenatal and lactational exposure of persitent organic pollutants(POPs)」のプレゼンテーションを行いました。そのほか、ケミレスでは戸高助教が「"Chemiless House" as an example of a house under the concept of the "Environmental Universal Design" for Children's Health」、中岡研究員が「Necessity of "Chemiless Lecture Room" for Healthy School Environment」のポスター発表を行いました。