2012年3月13日火曜日

3月12日

今日はとても良い天気でした。ガラス戸の内にいる限りは暖かく、薄いセーター一枚で十分なくらいでした。ただ、冷たい風が強く吹いていて外に出る時にはコートが必要でした。ケミレスタウンの梅がとてもきれいに咲いています。ピンクの梅はほぼ満開です。遠く離れていても、梅の花独特の甘酸っぱい香りが漂ってきます。暖かい日にはぜひケミレスタウンにお立ち寄りください。

今日はもう一つニュースがあります。
朝、ケミレスのスタッフSがテーマ棟1階のガラス窓にぶつかって下に落ちていたカワセミを2羽見つけました。1羽はすでに死んでおり、もう1羽はまだ生きていました。それで、Sは生きている方を拾ってきて箱に入れてしばらく様子を見ていたのです(画像)。

この辺りにはカワセミが多いのですが、以前もカワセミがガラスにぶつかって死んでいました。スズメや名前も知らないきれいな瑠璃色の羽を持った鳥がぶつかって死んでいるのを見たこともあります。ガラス張りの建物は人間の目にはとてもきれいですが、鳥にとってはまるで悪い魔法のような、透明な壁でしょうね。

昔小学校低学年の頃、校長先生が、「スズメの学校の校長先生とお話をしたら、みんながあんまりきれいに窓を磨くので、スズメの子どもたちが窓にぶつかって困る、と言っていました。それで私は、卵の殻のヘルメットをかぶるように勧めました」とおっしゃったのを聞いて、まだ純粋で疑うことを知らなかった私はスズメが卵の殻のヘルメットをかぶっているのを想像し、「スズメってすごいんだー」と思いました。ガラスにぶつかる鳥を見るたび、その時の校長先生のお話を思い出します。

Sが拾ったカワセミは、一人でも飛び立ちそうもなかったので、近くの千葉県指定の動物病院に保護してもらいました。無事けがが治ってまた広い空を飛びまわれると良いのですが。