2009年9月23日水曜日

ケミレス独逸日記(Ⅰ)

 東京顕微鏡院の瀬戸先生と森教授をはじめとしたケミレススタッフ(戸高・中岡・花里)はドイツのドレスデンで開催されたEurotox2009(ヨーロッパ毒性学会)に参加するため9月12日(土)の夜、成田を出発しました。ベルリン経由でドレスデンに到着したのは13日(日)のお昼、雨がぱらつき、冬のように寒い日でした。この日は登録、ウェルカムパーティに参加しました。学会会場はエルヴェ川のほとりにある国際会議場で、夜の川に写りこんだ教会の光がとても印象的な美しい街でした。  ここドレスデンは第二次世界大戦の戦火で街のかなりの部分が破壊されたそうですが、戦後、以前のバロック様式の街並みを再現、復興させたということです。特にフラウエン教会(聖母教会)は東西ドイツが統合したのち、多くの人の努力で破壊された瓦礫をできるかぎり用い再建させたそうです。黒い瓦礫の石と新しい白い石のパッチワークのような教会の外見をみると、戦争の悲惨さと、街と信仰に対するドイツの人の思いを感じることができました。
 
14,15,16日はユーロトクスでいろいろな発表を見たり、聞いたり、意見交換をしたりの3日でした。ケミレスタウンについて興味を示してくださる方も多く、活発な意見交換ができました。





 17日はベルリンのフンボルト大学日本語学科の「森鷗外記念館」にて森教授がセミナーをおこないました。このセミナーには、フンボルト大学日本語学科の教授や関係者、在ドイツ日本大使館の公使も出席されました。
また、私たちがサステナの拠点として交流をしているベルリンスクール公衆衛生学部のMaschewsky-Schneider先生、Kaczmarczyk先生もいらしてくださり、セミナー後の食事もご一緒することができ、公衆衛生について少しお話をすることができました。


 18日は上記の先生をCharite キャンパスまで訪問し、公衆衛生のことこれからの交流について討議をしました。
また、Berlin School of Public Healthがどのような仕組みになっていて、どのように成り立ってきたのか、なぜ3つの大学(ベルリン工科大学、フンボルト大学、ベルリン自由大学)の統合した大学院なのか、これからどのような方向にむかっているのか説明を受けましたが、すくない教授陣(今は3人、最初は1人!だったそうです)ですばらしい教育プログラムをもっていることにとても感銘をうけましたし、多くの学生が一度社会に出たあと、再度、大学院でブラッシュアップをし、学位を取得することなどは、これからの教育の一面を見たような気がしました。Kaczmarczyk先生(カチュマチュスキ?・・うまく発音ができませんでした。)は10月のサステナ国際ワークショップで講演をしてくださるとのこと、またこれからもミーティングを重ねて、情報交換をしましょうということでお別れをしました。