2009年10月15日(木),16日(金)に「持続可能な社会に向けた健康、環境と街づくりについての国際ワークショップ」が千葉大学環境健康フィールド科学センター(柏の葉キャンパス)にて開催されます。米国、ドイツ、韓国、台湾、日本の講師陣がサステイナビリティ(持続可能性)をテーマに公衆衛生、予防医学、森林セラピー、園芸療法、街づくりなどの面から講演を行います。両日とも同時通訳がつきます。参加費は無料でどなたでもご参加いただけます。(定員100名) 詳しくはこちらをご覧ください。
2009年9月25日金曜日
2009年9月23日水曜日
ケミレス独逸日記(Ⅰ)
東京顕微鏡院の瀬戸先生と森教授をはじめとしたケミレススタッフ(戸高・中岡・花里)はドイツのドレスデンで開催されたEurotox2009(ヨーロッパ毒性学会)に参加するため9月12日(土)の夜、成田を出発しました。ベルリン経由でドレスデンに到着したのは13日(日)のお昼、雨がぱらつき、冬のように寒い日でした。この日は登録、ウェルカムパーティに参加しました。学会会場はエルヴェ川のほとりにある国際会議場で、夜の川に写りこんだ教会の光がとても印象的な美しい街でした。 ここドレスデンは第二次世界大戦の戦火で街のかなりの部分が破壊されたそうですが、戦後、以前のバロック様式の街並みを再現、復興させたということです。特にフラウエン教会(聖母教会)は東西ドイツが統合したのち、多くの人の努力で破壊された瓦礫をできるかぎり用い再建させたそうです。黒い瓦礫の石と新しい白い石のパッチワークのような教会の外見をみると、戦争の悲惨さと、街と信仰に対するドイツの人の思いを感じることができました。
18日は上記の先生をCharite キャンパスまで訪問し、公衆衛生のことこれからの交流について討議をしました。
17日はベルリンのフンボルト大学日本語学科の「森鷗外記念館」にて森教授がセミナーをおこないました。このセミナーには、フンボルト大学日本語学科の教授や関係者、在ドイツ日本大使館の公使も出席されました。
また、私たちがサステナの拠点として交流をしているベルリンスクール公衆衛生学部のMaschewsky-Schneider先生、Kaczmarczyk先生もいらしてくださり、セミナー後の食事もご一緒することができ、公衆衛生について少しお話をすることができました。
18日は上記の先生をCharite キャンパスまで訪問し、公衆衛生のことこれからの交流について討議をしました。
また、Berlin School of Public Healthがどのような仕組みになっていて、どのように成り立ってきたのか、なぜ3つの大学(ベルリン工科大学、フンボルト大学、ベルリン自由大学)の統合した大学院なのか、これからどのような方向にむかっているのか説明を受けましたが、すくない教授陣(今は3人、最初は1人!だったそうです)ですばらしい教育プログラムをもっていることにとても感銘をうけましたし、多くの学生が一度社会に出たあと、再度、大学院でブラッシュアップをし、学位を取得することなどは、これからの教育の一面を見たような気がしました。Kaczmarczyk先生(カチュマチュスキ?・・うまく発音ができませんでした。)は10月のサステナ国際ワークショップで講演をしてくださるとのこと、またこれからもミーティングを重ねて、情報交換をしましょうということでお別れをしました。
2009年9月7日月曜日
日本免疫毒性学会に参加しました。
8月27,28日に旭川市民文化会館で開催された第16回日本免疫毒性学会学術大会にケミレスメンバー(森、戸高、中岡、花里)が参加しました。今回の学術大会テーマは「子どもと免疫」で、さまざまな角度から次世代を担う子こどもたちを守るために研究発表がおこなわれました。そのなかのシンポジウム「子どもと免疫」では森教授は招待講演として「胎児の複合汚染とアレルギー疾患との関連、そして次世代の健康を守るための化学物質の健康診断システム 」を発表いたしました。そのほか戸高、中岡、花里は「難燃剤を含めた室内空気中揮発性化学物質(VOC)によるシックハウス症候群の現状と対策」「ウェブサイト上のシックハウス症候群予防のための化学物質感受性スクリーニング“ケミレス必要度テスト”の有効性について」「化学物質による健康影響を予防するためのまちづくりの提案」でそれぞれポスター発表をしました。
学会では特別講演として、旭山動物園の元園長小菅氏の講演もありました。旭山動物園の特徴である行動展示、能力展示はすべてサイエンスベースドであることにあらためて納得し感激しました。
夏の旭川は涼しく、さわやかでとてもきれいな街でしたが、厳しい冬の旭川で、元気に行進するペンギンや楽しく遊ぶホッキョクグマにも会ってみたいと思います。
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